正義が何かを考えてみた話。
正義ってなんでしょうか。
私的には、自分と自分の大切な人を守るための行動や考え方だと思ってます。
その言動をするための大義名分なのかなと。
でも、だとしたら、自分や自分の大切な人以外がみんな死んでしまうスイッチを押す代わりに、自分たちは助かるってスイッチを押すことも、正義になるんでしょうか。
昔、某方(名前を出すと本当に言っていなかったら問題になりそうなので、伏せます)が言ったと言われている
「愛がなければ戦争が起きることはない」
に、全て集約されてるってことですかね。
私は、絶対に人と人は分かり合えないと思っています。
もし分かり合えたと思ったとしたら、それは自分の勘違いか、分かり合えたことにしたい自分自身のワガママな感情だと。
それくらい、人には正義がそれぞれあって、それが同じ人はいないと思っているからです。
でもそのかわり、その人の正義を信じることは出来ると思ってます。
この人の考えている正義は、私のとは違うけど、それでも信じてみたい、と思える人は、多分いると。
それが家族であったり、友達だったり、恋人だったりするんだろうなって。
でも人は多分、自分以外に信じられる正義もなくなり、守りたい人もいないと、正義が暴走を始める。
自分が行きたいからと不必要に出掛けたり(周りの人を感染の危険に晒し、最終的に自分の大切な人を悲しませるという想像もない)、必要以上に何かに執着して人を叩いたり(人を必要以上に傷付ければ、最終的に自分の心も傷付けることにも気付けない)。
もはや正義ではなく、自分以外のものを攻撃することに意味を持っているかのような。
恐ろしいですね。
信じられる正義があるかないかって、人生の中で大きいな意味を持ってるなと。
でも、だからといって信じる正義が間違っていると、不幸になるんですよ。
正義が一つなら、こんなに苦労しないのに。
世界は一つにはなれないけれど。