音楽と生活と私

音楽や日常や映画やドラマついて主に語るブログです。

世界が少し変わる

8月28日に書いたブログが下書きに入っていました。

 

もう9月で、なんなら肌寒いですね。

以下、1週間前の8月28日に書いた文章なんですけど、この日はめちゃくちゃ暑くて死にそうだったことがわかります…。

 

めっちゃ今更かとは思うんですが今日の朝気づきました。蝉の声があんまりしなくなってきましたね。

死にかけのセミに遭遇してびびることもほぼなくなりました。

8月頭くらいは3日連続でセミに襲撃されて、呪われたのかと思っていましたが、呪いも解けたようで安心です。

なのに死ぬほど暑くて、バグかと思いましたけど。

 

実は土曜日に朝から出掛けるのは久々。ドライブ・マイ・カーを観に行ってきました。

朝8時半からの回しかやっていなくて、仕事に行く日と同じ日に起きることになっちゃいましたが、休みの日の早起きは苦ではないのでOKです。

 

感想をここで書くのも考えたんですが、なんだか言葉に表すことがもうナンセンスな感じになっちゃう気がするのと、そもそも私如きの文章力では言い表せず…。

 

ただ一言だけ書くとすると、繊細で大胆で映画館を出たら世界が少し変わって見える映画です、ということ。

私はとても好きな映画でした。

 

 

 

ところで、今年は沢山映画を観ています。

あと、実際に映画館に観にも行っています。

今日の帰り、どれくらい観たっけな…と考えたら楽しくなってきたので、なんとなく振り返りたいと思います。

もう9月ですし、下半期スタートしちゃってますが、今年の前半で観た映画で印象に残ったもの。

 

…と、ここまでが8月28日に書いたもの。

ここで力尽きるあたり、私らしいですね。

結局振り返ってないじゃねーかと。

なので、振り返ります。

 

 

・ヤクザと家族

めちゃくちゃ刺さりました。

タイトルだけで見て、ああこれヤクザ映画のドンパチ系だろうから観なくていいや、とか思っちゃってた自分を殴りたくなりました。

 

元々、観るきっかけになったのはmillennium paradeが主題歌を歌っていたからというめちゃくちゃ単純な理由です。

それで曲聴きたさに公開されたPVを見たら、ヤクザと映画のPVでして。

涙が止まらなくなって、これは観なくては…と公開日に観にいきました。

 

結果、綾野剛の凄さに打ちのめされて、彼の出ている作品を観まくる生活がスタートしたんですけども。

 

ヤクザと家族を観て以来、これまで見えていた世界が変わったんですよね。

人生には沢山の選択肢があって、今の自分は全て過去に出会ってきた人たちで出来ているんだと心から思いました。

 

綾野さんは勿論知ってましたが、まさかこんなに演技に引き込まれるとは思わず。

彼が出ている映画を見ることで、また世界が変わっていくのを感じて、いろんな意味で印象に残っています。

 

…と、いうことで、今からあげる映画の殆どに綾野剛が出てきますが、悪しからず。

彼を中心に振り返ります。

 

 

 

・リップヴァンリンクルの花嫁

主演は黒木華、謎の男として綾野剛が出てくる3時間の映画です。

見終わった後、空を見上げたくなります。

ああ、頑張って生きてる私めっちゃ偉いじゃん、と誰かに抱きしめてもらってるような気分になります。

 

あと、黒木華の人生にずっとピントが合っているはずなのに、謎の男の感情があまりにも分からな過ぎて、分かろうとしている間に3時間終わります。

でもマジで、謎の男が最初から最後まで結局何考えてるか分からない。

しかしだんだん、人を本質から分かろうとすること自体が間違いなのかと気付かせてくれます。

結局、その人が何を考えて生きているかなんて、わからない。というか、もしかしたらその人でも分からない

死ぬまで、いや、死んでも分からない。

3時間をかけて、その登場人物を分かったような気になるのも間違いなのかもしれないですね。

 

 

 

・怒り

これも綾野剛が出てきます。

同性愛者の役で出てくるんですが、あまりにも存在が儚過ぎて、ポン・ジュノ監督(「パラサイト 半地下家族」の監督)が「なんだこの歩く傷みたいな俳優は」と言ったくらい、儚さフルスロットル。

 

他にも、松山ケンイチ広瀬すず宮崎あおい妻夫木聡渡辺謙と、主役級の俳優しか出てこない上、物語の重さが凄すぎて、夜眠れなくなります。

何を信じて生きるのかを問われる映画です。

大切な人がいる人が見ると、余計に刺さる映画なんじゃないでしょうか。

 

 

…長くなってきたので、一旦このあたりに。

気が向いたらまた振り返りたいです。

 

次は舞台かな…。