藤井 風の魅力にキリがない話
最近、Amazonプライム・ビデオとミュージックに課金しました。
本当に本当にようやく、って感じです。
なんだか、サブスクっていつも使うか分からないしなとか、CDとかDVD買うのを躊躇ったりするようになったら嫌だな、と思ってしまって。
でも、ぶっちゃけそれは完全に逆でした。
むしろ、買うCDが増えました←
何故なら私はコレクター気質があって、気に入った音楽は手元に置いておかないと気が済まないからです。
笑いが止まらないですね。
ちなみに、なんでこんなに気に入る曲が増えたかというと、ラジオです。
私は普段、リモートワークをしてるんですが、その時は高確率でラジオをつけています。
前まではテレビをつけてたんですが、テレビだと不安を煽るような内容や、コメンテーターの怒りとか、心を乱す情報が多くて。
疲れちゃったんですよ。
で、よしラジオに変えてみよう。と、以前働いていた会社で流れていたJ-WAVEをつけながら仕事をしてみたら、普段自分からは聞かない新人アーティストの曲がめちゃくちゃ流れてきて、楽しくて楽しくて!
そんで、あ、そうだGWに暇すぎてAmazonプライム・ビデオに課金したから、ミュージックも一緒に使ってみるかーって追加で課金してみたら…
な、なんじゃこりゃあああ!
と。
あまりの便利さに腰を抜かしました。
めちゃくちゃ楽しい。
ラジオで気になった新人アーティスト聴きまくれる。最高。
これは、今まで使ってなかったのめちゃくちゃ勿体なかったなと思いましたね。
だって、音楽巡りしてるだけで2時間くらい余裕で経ってますもん。
あと、音楽巡りで楽しいツールがもう一つ。
それはYouTube。
いや、当たり前じゃんアホなの?と思われそうですね。
はい、アホでした。
ぶっちゃけ、YouTubeも私はこれまで全然見ていませんでした。
好きなアーティストがPVをアップした時くらいしかアクセスしてなかったです←
YouTuberも全然知らないですし、なんなら面白い動画とかも殆ど見たことなかったです。
でも。
今、YouTubeの面白さにようやく気付きました。
学生時代からYouTubeはほぼ見てこなかった私の中での革命です。
あと、YouTubeって、コミュニティでもあるんですね。
コメント欄を読むのも楽しい。
面白いと思う人しか(アンチは除く)コメントしないから、ああこんな感じ方があるのか、こんな捉え方があるのか、とめちゃくちゃ興味深いんですよね。
ちなみに、私が見てるのは弾き語り系か、PVか、もしくはPVのメイキングなので、音楽がらみのもの。
だからこそ、音楽に対してのみんなの評価がめちゃくちゃ楽しい。
みんなで評論会なんだけど、とても意味のある評論になってることが多いし。(アンチに荒らされてるコメント欄は見ないようにしてるからかもしれないけれど)
そして、私が最近めちゃくちゃハマってるのが、藤井 風さんのチャンネルです。
YouTubeではかなり前から有名だったらしいですが(8年前くらいから動画配信をしていた)、私がYouTubeをほぼ見てなかったせいで知らなかったんです。
で、そんな私が風さんを知ったのは、J-WAVEです。
J-WAVEで流れていた「優しさ」を聴いて、ん?なんだこの歌うまくてやけに耳に残るメロディは…誰だ?と思ったんですよ。
それで調べてみたら、どうやら2019年11月に初めてオリジナル楽曲を配信したばかり。
配信されているのは3曲。(5月上旬時点)
てっきりもう2枚くらいアルバム出してるくらいの貫禄だったから、びびりました。
早速、今までと同様にすでに配信されている3曲をAmazonプライム・ミュージックで速攻でダウンロードして聴きました。
そして、なんじゃこりゃあ、とまたびびったんですよ。
クオリティとか、歌唱力とか、言いたいことはたくさんあるんだけど、とにかく楽曲から溢れてくる「音楽を楽しんでます!」感がすごい。
そして、その楽しんでる音を聞いた体が勝手に動き出す…
よし、PVを観よう。
そう思って、Amazonプライム・ミュージックを閉じて、次はYouTubeで「藤井風」と検索しました。
そしたら、弾き語りが鬼のように出てくるではないですか!!!
しかも、選曲が最強。
椎名林檎からORIGINAL LOVEと声に合いそうな曲ばかり。
そして、何より私が好きな曲ばかり←
で、最初に見たのが、接吻です。
「接吻」
https://youtu.be/E8LWALXJcEM
最初の一音で、笑いました。
なんじゃこりゃあ、とまた思いました。
この時、二十歳そこそこなんですけど、二十歳の貫禄じゃないし、二十歳の色気ではないです。
そして思いました。
ああ、さっき思った「音楽を楽しんでます」って音の正体はこれか、と。
昔読んでいた漫画、のだめカンタービレの、のだめを思い出しました。
自由自在に楽しそうにピアノを弾きまくる天才。
漫画の中の彼女は留学してましたが、風さんも日本という小さい国では収まりきらない音楽に愛されまくってる人なんだと思いました。
寂しいですが、それくらいパワーがある。
そして、次に見たのが「ありあまる富」です。
「ありあまる富」
https://youtu.be/uTmmDdPFBvY
私は初めてカバーで泣きました。
曲はもちろん知っていましたが、まさか泣くとは思わなかった。
なんでしょうね、風さんの歌い方とピアノに全部持っていかれたんですよね。
後半になるにつれて、どんどんピアノは激しくなるのに、顔はどんどん楽しそうになる。
心が掴まれる音があるとしたら、ぐっしゃああああって効果音を付けたいくらいです。
音楽をしている時の風さんの周りに音符が遊んでいるように見えるんですよね。
でも、同時にこの素晴らしい才能が多くの人の目に触れた瞬間にどうなってしまうんだろうという心配も胸をよぎりました。
風さんの音楽は、言葉でいうと…うーーん…
ずっと彼のものでしかないというか。
外野にいる私達は、その音楽を見せてもらっているみたいな、そんな感覚なんですよね。
大衆に聞かれる音楽の多くは消費されるものだと思いますが、彼の音楽はずっと彼の音楽であってほしいという願望が…出てしまう。
売れる曲を出さないとメジャーシーンで生き残れないと言われるけれど、藤井 風はそんな大人の都合で消費されてほしくないというワガママな気持ちが…。
いや、わかっているんですけどね。
YouTubeでの弾き語りの配信から、オリジナル曲を作って音楽業界に本格的に入ってきた藤井 風の覚悟は、そんな私のワガママな気持ちを吹き飛ばすくらいのものだってことは。
だから、きっと、大丈夫。
信じています。
私は5月20日に発売される1stアルバムを予約して、応援するのみ。
未来を心配するだけではね、
「キリがないから」