幸せになるための苦労
こんばんは。
最近ずっと家にいます。
最後に電車乗ったの1ヶ月くらい前です。
リモートワークOKになった瞬間から、ずっと家にいます。
なんか、外に出るのがめちゃくちゃ億劫になってしまって。
まあ、家でいっか、みたいな感じになってるんですよね。
家でも映画とかドラマとかゲームとかして、現実からちょっと離れて過ごせば、なんとなく時間は過ぎていくので。
ですが、その思考はまずいなぁと思う訳です。
だから、最近は積極的に音楽を摂取しています。
やっぱり私の原点は音楽にあるなぁと思っているので。
ちなみに、今聴いている音楽の種類には大きく二つありまして。
幼少期に聴いていた音楽と古い洋楽です。
幼少期に聴いていたのは、基本的に日本の音楽でして、最近よく聴いてるのは、斉藤和義の「歩いて帰ろう」です。
おそらく、初めて親にねだって買ってもらったCDです。
ポンキッキーズが大好きだったもので、そのエンディングテーマだったこの曲も大好きだったんですよね。
ちなみに、買ってもらったのはポンキッキーズのテーマ曲のアルバムだったので、車で流してもらう時はいっつも「歩いて帰ろうにして!」ってワガママばかり言っていました笑
私の他の姉妹も歩いて帰ろうが大好きだったので、そこらへんで文句を言われることはなかったんですけど、親からしたらずっと同じ曲なのは嫌だっただろうなと笑
でも、そのワガママをきいてもらっていた時代の気持ちって、今の私を救ってくれてるなと思います。
何もできない、何も成し遂げていない、そんな私でも、ワガママを言って許される環境があって、認められていた、その時代。
大人になると、何もできない人間ではいられない訳ですから。
必ず責任を果たさなくてはいけなくて、それができなければ容赦なく排除されてしまう。
自分が何者なのか、分からなくなってしまうんですよね。
いまのままじゃいけない、かわらなくてはいけない、っていう呪縛は多分これから先もずっとあって、変わらないと思うんです。
だけど、変わらない自分でいれた時代の音楽を聴くと、少しだけ私が認められている気持ちに戻れるんです。
別に戻りたいってことはないんですけど、なんか心が疲れてしまうとそうあったかい気持ちに触れたくなっちゃいます。
あともう一つ。
古い洋楽については、完全に星野源のおんがくこうろんの影響です。
私が生まれる前に生まれた素晴らしい音楽達を作った人を紹介してくれるんですけど、これが本当に素晴らしくて。
今更知らないなんて言えない、とか思ってなんとなく聴けていなかった音楽達を特集してくれるので、すっと入ってくるんですよね。
今日放送があった、Earth, Wind & Fireの話なんか本当にめちゃくちゃその良い例で。
名前はもちろん知っていたんですが、しっかり曲を知らなくてですね。
今回は曲を共同で作ったアリー・ウィルスの特集だったんですけど、曲が作られた背景を知るとまた曲の聴こえ方も変わってきます。
黒人がまだまだ今よりもっと差別されていた時代、その文化、音楽を愛し、曲が作られて、その価値観を伝える舞台の曲も作ったアリー。
もう、最高じゃないですか。
モータウンが作り上げた音楽の素晴らしさは、時代を超えて感動を届けてくれるんですね。
ただ、皮肉なことに音楽の文化が生まれている場所は、歴史的にも差別が激しく、悲しみや苦しみ、怒りの感情が渦巻いてることが多いんですよね。
素晴らしい音楽は、マイナスな感情から生まれるから人々の心を捉えるのかもしれませんが、幸せで仕方ないぜ!って人や地域から生まれた素晴らしい音楽が少ないなあと思うので、複雑な気持ちにもなります。
ところで、このブログを書く時、黒人と書くと差別に繋がるのか?とか、アフリカ系アメリカ人って書いたほうがいいのか?とか色々調べたんですが、まだこの問題には答えが出ていないようでした。
なので、このブログでは黒人と書きますが、それくらい繊細な話題なんだなと改めて思いました。
これも含めて、まだ解決は全然していないんですね。
同じ人なのに、なぜこんなに分断が起きてしまうんでしょうね。
今、まさにウクライナではその問題が起きているので、考えてしまいます。
幸せになるために生まれてきたんだから、幸せになるためにだけ、苦労したいですね…