残りの人生の時間を知りたい
人生の時間があとどれくらいあるのか、知りたくなる時ありませんか?
私は結構あります。
なんか無限に時間があるわけじゃないんだと気付くと、やばいやばいって気持ちだけが溢れてくるんですよね。
私は趣味としてちょっと打ち込みで音楽を作ってみたり、小説らしきものを書いたりもするんですが、それをやろうと思う瞬間は大体「生きなきゃ」って思っている時です。
暇だからやるかっていうより、やらなきゃだめだな、って急かされてする感じです。
人間ってなんか生きてることが当たり前になると何もやりたくなくなると思うんですよ。
だから、生きる理由というか、目標をちょっとずつ作って、なんとか「生きなきゃ」って騙し騙し生きています。
自分の中がからっぽになるまえに、何か入れておかなきゃ、全部投げ出したくなるタイプの人だと私は理解しているので。
ちなみに、生きる目標とは基本は自分が楽しみにしている音楽やドラマや映画です。
それがあれば、なんとか生きてみようかなと思えます。
そんな訳で昨日は、高橋一生さん主演の「フェイクスピア」の舞台を観に行ってきました。
(ネタバレはしませんが、少しでも気になる方はここから先は読まないでください!)
2年ぶりの観劇だったので、そもそもかなり楽しみにしていたんですが、予想を遥かに超えて、とても良い舞台でした。
まだまだこれから「フェイクスピア」を観る方がいると思うので詳しくは言いませんが、私は7月にもう1枚チケットを買ってしまいました。
しかも、姉もほぼ無理矢理誘ってチケット買ってもらいました←
それくらい、内容が素晴らしい舞台だったということだけは伝えたいです。
立ち見は3000円(+手数料)で買えるので(7月の平日は多分まだ買えます)、東京芸術劇場に観劇に来れる方は是非観て欲しいです。
パワーが凄いです、熱量が凄いです、とにかく。
3000円とか実質タダです。
てかもうタダです。
だって考えてもみてくださいよ。
3000円で、高橋一生(を代表で言いますが、舞台を作りあげてる方全員!)の人生のうちの2時間を買ってるんですよ?
いやむしろ、稽古の時間入れたらもっとですし、なんなら台本もらって家で覚えてきてる時間も買ってるようなもんですよ?
やばくないですか???
とんでもない贅沢じゃないですか???
目の前で私たちのためだけに演じてくれるんですよ??生の声で…!
とか、なんとか考えてしまいますよね。
最近は、特に映画やドラマばかり観ていたので、目の前で演じる人を見ることへの有り難みがとんでもなかったんだと思います。
いや、実際とんでもないですし。
舞台って、私は俳優さん好きになる前までは、めちゃくちゃハードル高かったんです。
俳優さんのファンガチ勢しか行かない、みたいな感じだと思ってて。
でも違うんですね。
映画と同じくらいの感覚で、面白そうなら行くべきですよ。ちょっと値段は高くなりますが。
少なくとも、舞台に立つ俳優さんはめちゃくちゃ真剣に演じてるので、ハズレだった映画を見終わった後のような残念感はない気がします。
…私がハズレの舞台に行っていないからかもしれないですけど笑
あ、でも一つ言えるのは、舞台に出ている俳優さんたちの人生の時間が買えます。それだけは本当です笑!
自分の人生だけ生きるの疲れるなーとか、ちょっと現実逃避したいなーとか、そういう理由で良いので、もし機会があれば興味がある舞台を観劇してみてほしいです。
私は観劇も趣味に入れることになりそうです…笑
これまで、ライブと野球観戦だけだったというのに!
気になった舞台は見たくなってしまう病にかかってしまいました。
今回のフェイクスピアも話が気になったからチケット買ってしまったので。
次は「物語なき、この世界。」を観に行く予定です。
三浦さんの脚本の舞台は「裏切りの街」をDVDで見たことがあるんですが、あのドロドロした人間模様が好きなので楽しみです。
…生きなきゃダメだな、まだまだ。