音楽と生活と私

音楽や日常や映画やドラマついて主に語るブログです。

音楽よ、永遠に

最近は、SAKEROCKを聴いています。

 

去年の夏くらいから、インストの曲いいなーと改めて思い始めて、最初はジブリの曲から入り、坂本龍一からの、カシオペア…という流れで聴いてたんですが、とうとうSAKEROCKに行き着きました。

 

元々、星野源はめっちゃ聴いてたので、音楽的に嫌いな訳なかったんですが、なんというんでしょうか…解散してしまっているバンドなので、今更聴いてライブで聴きたくなってしまったら寂しいなと思ってあえて聴いてなかったんですよ。

 

以前、フジファブリックを志村さんが亡くなった後に知ってしまい、好きになってしまい、かなりショックだったもので。

高校生の時、めちゃくちゃ聴いてて、好きになりすぎたと思って、一旦離れたくらいには。

 

でも、2019年にロッキンでフジファブを見た時に、「魂はまだある。志村さんが作った音楽は今もずっと変わらない」って思えてからは、また前よりは悲しくならずに聴けるようになったんですけれども。

 

そんなこともあって、あえて通らなかったSAKEROCK

でも、インスト聴くようになってから、どうしても手を出したくなってしまったんです。

 

だから、とりあえずまずアルバム1枚…これを聴いて、刺さらなかったらもう聴くのやめとこうと思って買ったのが、こちら。

 

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ラディカル・ホリデー…!!!!!!

 

この曲に完全に心を掴まれ、終わりました。

もう無理だ、自分に嘘つくのやめよう。

私は確実にSAKEROCKが好きだ。

 

前の会社の先輩(当時2015年)に「え?星野源好きなの?じゃあSAKEROCK聴いた方が良いよ。刺さるよ。」って言われた時、あの瞬間、「あ、インストはあんまり興味ないんです。」とか言わなければ良かった。

馬鹿野郎!あんた、今めっちゃ聴いてんじゃん!てか、2015年ならラストライブ間に合ったじゃん!馬鹿!!って気持ちになりました。

 

でも、過ぎたことを言っても仕方ないです。

とりあえず、せっせと集めるしかないです。

 

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まずは、古いアルバムから。

 

ただ、SAKEROCKはアルバム以外にもCDを出してるんですよ。

ドラマや映画のサントラCDとか。

 

とりあえず、姉が嵐が好きなので黄色い涙のサントラは通販で注文しました。

まだ来てませんが。

 

最近は、買い集めたアルバムを聴きながら、ああやっぱり好きだよ、わかってたよ…と膝から崩れ落ちる毎日です。

 

で、ですね。

一昨日、ついに手を出してしまいました。

ラストアルバムとラストライブのBD。

 

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見たら、聴いたら、絶対、ぜっったいに寂しい気持ちになるから、なるべく手を出さないようにしていたのですが、過去のアルバムを聴けば聴くほど、進化してったSAKEROCKを聴きたいという欲望が抑えられなくなったんです。

 

今、ラストアルバムのSAYONARAを聴きながら、このブログを書いているのですが。

 

…最高。

最高すぎるぜ。

 

つい、ちょっとカッコつけた言い方になってしまうくらい、最高のアルバムです。

 

現段階で持っているSAKEROCKのアルバムの中で1番好きです。

てか、多分過去のアルバム揃えたとしても、絶対このアルバム超えないと思います。

 

SAYONARAのブックレットの最後に、ありがとうの対象として「これから聴いてくれる皆さん。」ってあるんですよ。

 

この文章を見た時、音楽ってやっぱりずっと終わってないんだなぁって。

その人に届く日まで、ずっとそこにあるんだなぁと、思いまして。

 

未来のリスナーを含んで、聴いてくれてありがとう、って言ってくれてるように感じたんですよ。

 

それがもう、最高だなって。

これだから音楽は最高なんだよな、って思いまして。

 

最近は、どうしてもサブスクで音楽を聴くのが主流になりつつありますし、ランキング上位の曲を流し聴きするリスナーとかも多いと思うんです。

 

もっと言うと、動画配信アプリで自分を良く見せる為だけに音楽を使ったり、自分を良く見せれる音楽だけを探したり、なんてのも珍しくない話だと思うんです。

 

それも、また一つの音楽の楽しみ方だと思うし、間違いではないと思うんですけど。

 

でも、そうやって音楽をただ消費するためだけに使うのはちょっと寂しいなって、私みたいなアラサーの音楽好きは感じてしまったりもしてるんですよ。

 

動画配信アプリで音楽が使われれば、いわゆるバズりが起こるし、再生回数も増えて、作ったアーティストにお金がいきますが、そうやって消費するためだけに使うリスナーしかいなかったら、どうなるかなって。

 

曲を使ったのは自分を良く見せるためで、曲自体には思い入れとかなくて、ライブもグッズも興味ないでーす、みたいなリスナーばかりが育ってしまったら。

 

そうなったら、本当にただ音楽が消費されただけになっちゃうじゃん、みたいな感覚があるんです。

 

もちろん、そんな人ばかりでないことは知っているんですけど、毎月のようにサブスクのランキング上位に知らないアーティストが入ったり消えたりしてるのを見ていると、そういう気持ちにもなってしまうんですよね。

 

なんでしょう…何が言いたいかと言うと。

 

音楽って、楽譜とか音源が再生できる機械さえあれば、何百年でも残る、人よりずっと強い魂と一緒だから、もっと大切にされてほしいなってことです。

 

なんでも手に入る世の中だけど、本当に魂を込められたものはそうそう作れない。

 

最悪、音楽を好きでなくてもいいから、音楽を作ってくれる人の努力を踏み躙ったり、馬鹿にしたりすることだけはやめておくれ、と思うばかりです。

 

…それも難しそうですが。

 

私は音楽を愛す人として、いつまでもライブに行くし、CDもBDもグッズも買います。

 

お願いします。

音楽が鳴り止みませんように。